angelique の作品をお買い上げになったお客様へ
作品のお手入れ方法について
ウール製品ですので、汚れそのものはあまり目立たないかと思います。
シーズンが終わりましたら、防虫剤を入れて保管してください。
汚れなどがついて、薄汚れたような感じになったり、黄ばみが出てきましたら、洗います。
シェットランドレースはブロッキング(整形)して仕上げてあります。
ウール100%のニットですので、使っているうちに、だんだん縮んて来て、サイズが小さめになることがあります。(使っていなくても、1年経つと少し縮んでいます)
汚れが目立って来たり、縮んできたなと感じましたら、洗いとブロッキングをして仕上げていきます。そうすることで、お買い上げいただいた時の状態に戻ります。
洗い方
40度くらいのお湯にウール用洗剤を少し入れて、シェットランドレースを畳んだ状態で、そっとつけてください。洗剤液につけておくだけで、汚れは落ちます。
洗剤液から取り出す時には、レースの下側に手を入れて、そっとすくい上げるように持ち上げます。上から引っ張らないように気を付けてください。
30分ほど漬けましたら、下がった湯温と同じ温度のぬるま湯で、すすぎます。
ウールは急激な温度変化でフェルト化(縮む)します。温度の変化がないようにお願いします。
すすいだ後は。両掌で挟み込むようにして、押さえて水分を切ります。
このとき、絶対に絞ったり、ねじらないようにしてください。
そのあとタオルに挟んで、両手で叩くようにして、水分をとります。しっかり水分をとったら、ブロッキングの工程にうつります。
ブロッキング(整形)の仕方
タオルドライしたシェットランドレースをピン打ちをしながら、乾かします。
和室の畳の上か、カーペット上に薄手のタオルを広げます。
サイズが大きいものでしたら、バスタオルでもいいです。
サイズに合わせて、伸ばすサイズよりも一回り大きめに敷いてください。
その上にタオルドライしたレースを広げます。
両端を待ち針でぴんと引っ張った状態でピンを打ちます。
両端の次は辺の真ん中、また待ち針を打った間隔の真ん中、へと
形を整えながらピン打ちをしていきます。
4辺をこのように順に整えていきます。
細かくピンを打つと、よりきれいに仕上がります。
ピンを打った後は、自然乾燥でもいいですし、ふわっと滑らす程度でアイロン(中温)をあてられても構いません。端から、ドライヤーの温風をあててもいいです。
レースが乾いたら、ピン打ちしていたピンを外します。
そんなにたくさんの待ち針やピンはないという方は、
端の方から、レースをできるだけ広げた状態で、アイロンをかけられても大丈夫です。
このときに、できる限り広げるようにしてください。
ぴんぴんの状態に引っ張っても、ピンを外すと、少しもとに戻ります。