☆ スピンドルを作ろう ☆

スピンドルは簡単に作ることができます。
自分で作ると、重さも自由にできますし、芯棒の長さも好みにできます。
できちゃったら、あとは簡単、羊の毛を買ってきて、スピニングしてみましょう。

これがドロップスピンドルです。
真ん中の茶色いホイールがついているのが22g
両脇の白いホイールがついているのが、4gと3gのスピンドルです。
芯棒の短いのが3gのスピンドルです。
4gと3gのスピンドルはレース糸用。
22gのスピンドルはちょうどいい感じの太さの糸ができました。
(細めの糸が作りたいのです。)
重いスピンドルは太い糸が作れます。


用意するもの

柳箸 はがき(重くするときはちょっと分厚い紙数枚) ビニールテープ

柳箸の先を左の写真のように彫刻刀で削ります。
ゼムクリップでヒートンを入れるやり方もあるのですが、割れそうなのと、ヒートンを固定するためにビニールテープなどを使うと重さが変わるので、私は削る方法を使っています。
もう片方の先は、丸くなるように削っておきます。下の写真がそれ。

削るのが難しいというひとは、一番下のスピンドルのように、ゼムクリップを伸ばしたものをビニールテープで巻いて使ってもいいです。





ヒートンを入れる場合は一番小さいヒートンをつかいますが、いきなりねじ込むと割れてしまうので、1.2mmの鉄工用ドリルを使って小さな穴を開けておいてから、ヒートンをねじ込みます。
はがきを直径7cmくらいの円に切り取り、中心の裏側にビニールテープで補強と滑り止めを兼ねて貼ります。
中心を千枚通しなどで穴をあけて、芯棒を突き刺します。ビニールテープが貼ってあるので、滑らずに固定されます。
芯棒の先は、こんなふうに削っておきます。

この写真はレース糸用のスピンドルです。これで4gになります。
もっと太目の糸を作りたいというときは、このように分厚い紙を数枚 同心円状に重ねていきます。
厚紙は全部上と同じようにつくり、あらかじめ穴を開けておいてから重ねて芯棒を突き刺します。

これは22gのスピンドル。
ほわっとした柔らかな風合いの毛糸を作りたい場合はホイールの直径を大きくします。そうするとゆっくり回ってくれるので撚りがきつすぎて困ることが少なくなります。このホイールの直径は10cmです。

ニット用のスピンドルは60gくらいですが、太い糸がいいとか、もっと細いのがいいとか、好みがありますから、決めてしまわないで自分で一番使いやすい重さのスピンドルを作るのがいいと思います。
100均で売っていた竹の鈎針を使ってみました。柳箸を削る手間は省けます。
ちょっと長さが短いので、レース用かな?ホイールは厚紙を1枚で4gの軽いスピンドルになりました。太い糸が作りたいというときは、ホイールの厚紙を何枚も重ねて重くするとできます。ぶら下げて使えるのなら、先も削ることをしなくても済みます。
新しく作ったスピンドル。
簡単に作れないかと思って、糸を引っ掛ける部分を工夫しました。
ゼムクリップを伸ばして、それをそのままビニールテープで巻いているだけの簡単仕様です。
芯棒の下の部分は鉛筆削りで削っています。

レース糸用のスピンドルを作る場合は、ゼムクリップを少しカットして、ビニールテープが少なくてすむようにしてください。
ヒートンを使ったスピンドル。
鈎針状に削ると、細番手のときは使えますが、太番手を紡ぐときには鉤に糸がかかりにくく、紡ぎにくいので、やっぱりヒートンも必要のようです。ヒートンを入れる場合は、先に1.2mmの太さのドリルで穴を開けておいてからねじ込むと割れずにきれいにつけることが出来ます。






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